医療機関は分担制になっている。

医療機関というと病院、クリニック、、、
そういう感じに思うかもしれませんが

もっと細かく分けられています。

医療機関には
1) 大学病院
2) 市内の総合病院
3) 個人や医療法人の病院、在宅医療
4) クリニック

となっている感じです。
ここでは歯医者や助産院などは除いています。

この1〜4までの病院にはそれぞれ役割があります。
ちょっと難しいですが、これらは体の具合で分かれていると思ってください。


1)大学病院はまず、研究し新しい治療を作るというような役割があるため医療の第一線にいる病院として成り立っています。
非常に難しい病気の患者さんや、がんなど抗がん剤の効果などを調べるという役割があります。または救急の患者さんも勿論受け入れています。が、どちらかというと一番ひどいレベルの人(第1次から3次救急まであります)を受け入れています。時間外診療で風邪とかで来る人も中にはおられます。。。


話がずれますがこちらの漫画
最近のはもう読んでいませんが
大学病院のジレンマを上手に描写してるなと思った漫画でした。

2)総合病院も大学病院に似ています。ただ、市内の総合病院は市や県の税金でなりたっているので市民県民の方々の治療の場としての役割が大きいです。ですので大学病院ほどの治療の第一線を導入しているかというと大学病院の方が設備や経験数が整っているといった感じです。


3)一般の個人の病院、医療法人は総合病院に似通っているのですが、総合病院ほどの設備が兼ね添えられていない場合があります。さらに、総合病院や大学病院では国で定められた診療報酬制度により現在は急性期を過ぎた後の療養はできないのですが、一般の病院では急性期を過ぎたけど家に帰るのはまだまだ...という人の受け皿になっていたりします。今後家にもまだ帰るのは怖いしどこにいったらいいかわからないといった場合、紹介されたりする病院です。
療養型と言われたりします。


4)クリニックは病院の外来部門と同様ですが、一番初めに患者さんが医者に診てもらう所です。ここの条件は、まず患者さんは自分(ないしは家族によって)で診察に赴けることです。自分で診察を受けることを続けることで治療が可能となる場所です。


このように、医療機関は患者さんの体の状態で分かれているといった感じです。
昔は総合病院などでも療養として3ヶ月ほど患者さんが入院できることも可能でした。
(今でも患者さんの病気によっては半年など長い入院があります。 EX:神経内科の疾患など)しかし今は医療費の問題から診療点数診療報酬というものがどんどん変わり、
医療機関の役割が明確になったことにより患者さんの希望で入院を長くさせていたりすることができません。


この事情をあまり説明されないまま今週には退院して欲しいと突然研修医なんかに
言われたりする為、患者さんは「追い出された、見放された」となってしまいがちですが、病院もすべて報酬によって運営しているためボランティアで行うわけにはいかないのです。


逆に、外来でずっと病気を診てもらっていた人がちょっと症状が重くなったりした場合も同じです。外来で病院で行うような密接した治療をして報酬にならないのです。ですので患者さんが外来で受ける治療範囲を超えるような希望をされた場合はその医師はそれなら違う機関に行ってくださいと言うしかありません。要するに療養型病院やお年寄りなら訪問看護や介護施設に入るという選択になります。この場合はまず市などの福祉協議会、福祉の窓口などに相談すると進めてもらえると思います。


現場にいると、ずっと(同じ)先生に診てもらいたいという声を患者さん、家族から聞きます。しかし、大学病院総合病院であれば患者さんの病態や患者さんの選択(積極的な治療から緩和治療にしたいなど)が治療の条件から外れていってしまうと違う医療機関(または違う部署)を進めていくしかないのです。


外来も同じです。


ただ、終身みてくれるといったような医療形態をとる
在宅やホスピスなどはその先ずっとその先生の治療を受けることが可能です。













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by medic734 | 2018-01-08 12:27 | 医療 | Comments(0)

看護師になり得た知識、経験から医療分野をわかりやすく説明したいと思います。


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